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亀井金融相、郵政分社化を「酒鬼薔薇事件」になぞらえ小泉批判(スポーツ報知)

 亀井静香金融・郵政担当相(73)が29日午前の記者会見で、郵政事業の分社化の方向性について述べる際、1997年に神戸市で起きた連続児童殺傷事件を連想させるように「純ちゃん(小泉純一郎元首相)は、神戸の少年じゃないけど、切り刻んでさ」と発言した。別の会見でも、27日の参院予算委員会での野党への「うるさい」発言に全く反省の姿勢を見せなかった。

 亀井氏は、記者クラブ向けの会見と、記者クラブに所属しない記者を対象に2回の会見を開いている。今回の発言は、記者クラブ外の会見でのひと幕で、大塚耕平内閣副大臣(50)や複数の金融庁の職員も同席していた。

 郵政民営化を進めた小泉政権を批判する際、「純ちゃん(小泉元首相)がさ、とにかく、もう、神戸の少年じゃないけど、切り刻むのが趣味じゃなかったんだろうけどね、切り刻んでさ」と発言。神戸市で発生した連続児童殺傷事件を念頭においたものとみられる。

 その後も「明治以来の国民的財産ですよね、有機的につながってさ、それが協力しながらやっていった事業体をズタズタに切っちゃったんですよ」と続けた。また右手を刃物に見立て、物を切るようなジェスチャーを数回繰り返した。

 亀井氏はこの日、参院本会議後に取材に応じ「殺傷事件? そんなことは(発言)していない。真意を聞きたい? 誰が? 全然そういう意味で言っているわけじゃない」と説明したが、発言は撤回しなかった。

 記者クラブ向けの会見では、27日の参院予算委員会の答弁中に野党側のやじに「うるさい」と言い返し、議場が紛糾した問題について「うるさいからうるさいと言っただけの話だ」と反省の姿勢は見せなかった。

 「うるさい」発言に関し、平野博文官房長官(60)が28日に陳謝した際も、亀井氏はニヤリと笑ったり、その後の質疑中に大あくび。25日には、民主党の小沢一郎幹事長(67)の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件について「今の国民は相当数が大脳皮質で冷静に判断する能力をお持ちでない」と、テレビ番組で発言していた。

 ◆神戸連続児童殺傷事件 1997年、神戸市須磨区で当時14歳の少年が2人を死亡させ、3人に重軽傷を負わせた事件。特に同年5月に中学校の正門に切断された少年の頭部が置いてあるのが見つかり、社会に大きな衝撃を与えた。口には紙が挟まっており、「さあゲームの始まりです」などと挑戦的なメッセージが書かれていた。差出人名は「酒鬼薔薇」となっていたことから、「酒鬼薔薇事件」とも呼ばれた。

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